育毛メニューの導入

まずはおさらいです。
育毛プログラムとはどういうものなのか。

「育毛」の部分で育毛有効成分と言われる化学薬品は一切使いません。
もっと力技でして、人間の持つ治癒力を利用します。

ちょっとこの時点で胡散臭く思っている方がいるかも
しれませんが、このまま説明を続けます。

まずプロセスとしては

1:スカルプクレンジングを行います。

2:頭皮、首、肩のマッサージを行います。
　この育毛メニューで大事なのは血流ですので
　頭皮の皮下に血液が流れるようにします。
　リラクゼーションの為のマッサージではありませんので
　多少の痛みは伴います。

3:ここで育毛です。
　とある不溶性の成分を頭皮に押しつけます。
　すごく細かい「繊維」だと思って下さい。
　それを毛穴に押し込むように施術します。

4:軽く流して終了。

以上がプロセスなんですが、もう少し詳しく説明をしていきますと
1、2はそのままです。
あまり肩が凝らない人は少し痛いかもしれませんが
ほとんどの方は気持ちいいレベルです。
ほぐす、というよりも耕すイメージです。
体が温まるくらいマッサージします。

気になるのは3だと思いますが

小さな繊維を毛穴に押し込むとどうなるか。
人間は異物を体から排出しようとします。
肌に押し込むと同じく排出しようとするので肌の入れ替え
つまりターンオーバーを起こします。

毛穴ではどうかと言うと、毛穴のターンオーバーは
毛が生える事なので、毛を生やして追いだそうとするわけです。

だからと言って、じゃあ毛が生えるまで毛穴に繊維が残っていないと
いけないのかと言えばそうではなく、「毛を生やして追いだそう」
という動きのきっかけが出来ればいいわけです。

薄毛は毛髪サイクルが早過ぎて活動期が短くすぐに休止期に
入ってしまって毛穴がさぼっている状態ですので
無理矢理サボっている毛穴を起こしてあげるのですが
そのきっかけを作れるのがその「繊維」なわけですね。
棘と言ってもいいかもしれません。

ですので従来の育毛剤を塗布してスチームで温めてという
施術とは根本的に考え方が違うわけです。
従来の育毛メニューは液体の薬品に頼るわけですから
どうしても持続性には欠けるはずですが、この繊維を使った
方法ですと「置き鍼」のような効果があります。

ですので注意事項として

・施術後は24時間～36時間洗髪不可です。
・恐らく若干のかゆみが出ると思いますがかきむしってはいけません。

それ以降は普通に洗って頂いて問題ありません。
せっかく生えるきっかけを作ったわけですから、生活も見直すチャンスです。
お酒、タバコ、脂っこい物、どれか一つでも止めるか減らして下さい。
今の生活状態で、生えるスピード＜抜けるスピード
となっているわけですから同じ状態ではよろしくないですよね。
トニック等を使っている方はそのまま使い続けて下さい。
使っていない方はこの機会に使いましょう、効果が上がります。

そしてこれを1ヶ月に1回、3ヶ月続けます。
それで結果が出れば、もう少し周期を空けて3ヶ月に1度くらいの
施術にしていけばいいかと思います。