8月4日(木)の朝、ジムにトレーニングに行ったときから左目に若干の違和感がありました。
でも普通にトレーニングしてお店に戻りお茶を飲もうと思ったら口からこぼれるのです。
あれっ?
と思って鏡を見てウィンクしたら右目は出来るけど左目は出来ません。
そしてあれよあれよと言う間に顔の左半分が動かなくなってきました。
なんぞこれ?
真っ先に思い浮かんだのは脳梗塞です。
調べると初期症状で顔面麻痺というのもあるそうなのですね。
うわ、死ぬやつやん!これは脳神経外科か!
とも思ったのですが、いや待て待てさっきまで運動出来ていたし、特に左半身のしびれとかもありませんし、脳梗塞の前兆だと1時間くらいで症状が消えるらしく、これではないだろうと他の原因も調べると顔面神経麻痺というのが出てきました。
あれ?これかもしれん。
その場合は耳鼻咽喉科らしいのですが、この時点では脳神経外科か耳鼻咽喉科か迷っておりました。
ただ、どちらにせよ木曜日は休診。
でも、これがなかなかつらくて、まずまばたきが出来ませんので目が乾きます。
そして口が大きく左だけ開かないのでおにぎりのような大きな物も食べられませんし、食べようとしたら唇を噛みます。
ペットボトルのお茶や水もダーっとこぼれます。
あかんヤツやな。
とは言え、目の乾きだけはどうしようもないので近くの薬局に目薬を買いに行きました。
そして顔半分が動かなくてまばたきが出来ないから目が乾くと言ったら薬剤師さんが、すぐに耳鼻科に行けと言いますので金曜日に耳鼻科に行くことにしました。
この時点では、まぁ薬貰ったら治るやろくらいの感覚だったのです。
そして金曜日に朝一番でお客さんを終わらせた後にクリニックに行きますと診察してから先生が神妙な面持ちで、これからすぐに大きな病院に行ってくれと言います。
へ?
結構ひどいので、点滴治療が必要だとの事です。
うそやん。
そして紹介されたのが神戸百年記念病院です。
ただ、午前診にはもう間に合わない時間だったのですが、あちらの先生が午後一番に診てくださるとの事だったので行ってきました。
そこで下されたのは、重度の顔面神経麻痺。
入院してステロイドの点滴10日間という診断でした。
いや、無理無理。
なので入院はお断りしてまずはその日だけステロイドの点滴をして貰って、後はステロイド投薬治療にして貰いました。
1週間でステロイドは一旦終わり、後は神経を再生させる薬での投薬治療に切り替わりました。
それが8月17日(水)現在も続いております。
マッサージというか、筋肉を手で動かすというのも大事らしく、暇さえあれば顔をぐりぐりしています。
お風呂の時は口の中に指を入れてほっぺたを内側からマッサージします。
これが案外気持ちよくて、子供と一緒にお風呂に入っていてボクが口の中をマッサージしていると子供もマネをしていたのですが、気持ちよくて寝そうになると言っておりました。
分かる分かる。
症状は言われている通り、発症から1週間でどんどんひどくなっていって、今は最初より少しだけマシという程度で顔の左半分が動かないというのは変わっていません。
何がしんどいか。
ボクの場合はまばたきが出来ませんので乾きで急に目が痛くなったりします。
夜眠る時も目が閉じないので手で押さえないと目がつむれません。
口も開かないので大きく口を開けて食べる物が無理です。
左側の歯とほっぺたの間に落ちた食べ物も舌で取りにくいです。
ペットボトルもストローも無理。
全てコップに入れて飲みます。
お上品。
なぜ自分だけがと現状を嘆いても仕方ないですし、かと言って自分よりひどい症状の人を見てあの人よりマシだからと言うのも違う。
じゃあ、同じ顔面神経麻痺になった人の気持ちに寄り添えるようになったと思うしかないですね。
でもそれはこれが命に関わる病気じゃなかったからでしょう。
身体は全くしんどくありませんし、この状態にも慣れてきました。
そして徐々に快方に向かっている実感がありますので遠慮無くご来店下さい。
そして徐々に快方に向かっている実感がありますので遠慮無くご来店下さい。
ただ、ぱぴぷぺぽが発音しにくいので聞き取りにくい言葉があるかもしれません。
また、人に感染する事はないと医師から確認も取っております。
そして今の時点では、西洋医学に頼っていますので、東洋医学のお誘いはお断りしています。
混ぜると何が効いたか分からなくなりますからね。
もうこうなったら観察日記付けるくらいしかやることがないので完治まで記録を残してみます。
もし万が一顔の半分が動かなくなった時は出来るだけ早く、遅くとも3日以内には耳鼻咽喉科を受診する、というのを覚えておいて下さい。